令和5年度 特定非営利法人SONAE防災研究所定期総会
次 第
1. 開 会 事務局
3. 議長選出
4. 議 事
第1号議案 令和4年度事業報告及び活動計算書
① 事業報告について
② 活動計算書について
③ 貸借対照表について
④ 財産目録について
⑤ 監査報告について
第2号議案 令和4年度委託事業報告書及び決算報告書
第3号議案 令和5年度事業計画及び活動予算(案)
① 事業計画について
② 活動予算について
5. 議長解任
第1号議案―① 令和4年度 事業報告書
平成4年4月1日から令和5年3月31日まで
特定非営利活動法人 SONAE防災研究所
1 事業の成果
(1) 防災教育ゲーム活用防災意識啓発事業及び要援護者支援活動啓発事業
・令和4年度はコロナ禍により、仙台市民センター主催の防災講座事業、市民センターを会場とする地域の防災研修会、児童生徒対象の学校を会場とする防災研修会等がほぼ中止となり、仙台市内での講座は松陵市民センターほか数講座だけの実施となった。
他県からの講座要請は1件あった。全体として実施した防災講座数は前年度の講座数に及ばないものの要援護者支援活動に関わる講座への要望もあり、4講座実施した。山形県看護師協会の避難所対応研修(HUG-S)が1講座、コロナ対応の避難所運営に関して仙台市内SBL レベルアップ研修会9講座も実施した。
参加者からは以下のような感想が寄せられ、防災ゲームを活用した研修講座の有効性、コロナ対応の新たな避難所運営の重要性が認識された。
≪参加者の感想≫
※国や宮城県では「要支援者」の用語を使用している。仙台市では「要援護者」の用語を使用している。
当研究所の講座では宮城県と仙台市それぞれに対応する用語を使用する。
・まず第一にすることは安否確認。これは本当に重要だと思いました。方法を考えようと思います。複数で行うと
いうことも大事だと思いました。小さな自治会なので、1つずつやっていこうと思います。
・町内代表1名でしたので、伝達研修したいと思います。
・町内会では、一とき避難場所として集会所を使用しています。心から非常時(災害時)役に立ちたいと思ってい
るのは、大人より小学生の高学年と中学生を思います。町内と学校の協力が不可欠だと思います。
・自治会長になり、初めて具体的なこのような研修に参加させてもらいました。日頃より何をどのように準備し、
地域で検討していけば良いかわかりませんでしたが、本日の勉強会は大変参考になりました。ありがとうございました。
・大変分かりやすく事例をふまえて参考になりました。
・心の中で思っていても実際動くとなると中々難しく、行動が伴わない。けどやらなくてはいけないということが
大切である。
・体制づくりをしていないと何も出来ずですね。地区で考えて何か声がけをしてみたいと思います。声がけも大変
だと思う。
・まず、自宅前の安全確保が大切ということ。いっとき避難所のちょっと間違った(?)とらえ方をしていた様に
感じました。
・今まで(防災)という言葉はただ知っているだけで、深く考えていませんでした。今日学んだ事を、今後につな
げていきたいと思った。
・町内会・民生委員・社協との連携のお話がありましたが、町内会・民生委員との二者は常に連携をとっています
が、もう一歩踏み込んだ話し合いが必要だと感じました。
・震災当時、自治会長・民生委員でしたので、住民の情報は持っていた。マニュアル等何もなかったが、正に8P~
の内容そのものの行動でした。10年たって今一度、今年度から変わった自治会長と相談の上、整理していこうと思います。
・講師の講話、大変にわかりやすく勉強になりました。町内会長はじめ、地域の方達の協力のもと、支援体制作り
をすすめていきたいと思います。ありがとうございました。清水沼町内会の活動は、住民を守る活動に力を入れて、すばらしいと思いました。参考になりました。
・町内で、すぐ出きること、できないことありますが、出来ることから町内会長に伝えてまいります。地域が小さ
いので、住民の方々の全ての確認は出きてはいます。
・各々で活動するのは難しいと思うので、町内会・社協・民生委員が話し合いの場をもって、何ができるか。他の
町内会のお話も聞きたい。郷古さんのお話は、町内の取り組みがよく分かり、大変良かったです。
・安否確認の方法の考え方が参考になりました。(いっとき避難場所の活用)(必ず働く装置をつくる)
支援者のサポート、とても大切ですね。
・町内の「いっとき避難場所」を決めて、皆に知ってもらうということが今後は必要だと思った(支援する人の為
にも)ボランティア集めは大変だと思う。
・東日本大震災より10年となり、要援護者支援体制づくりは仙台市がもっと進んでいると思いました。災害時に
スムーズに機能しそうないとき避難場所(安否確認→報告→複数人での救出)という考え方を反すうし、年1回の訓練という定着した取り組みを、どんどん広げていってほしいと思いました。
2 事業の実施に関する事項
(1) 特定非営利活動に係る事業
事業定款記載事業 |
事業内容 |
実施期日 |
実施会場 |
従事者数 |
受益対象者範囲 |
事業費(百円以下切捨)単位:千円 |
防災教育ゲーム活用防災意識啓発事業 |
・地域防災訓練の支援活動事業(HUG―Sを通して避難者収容の疑似体験)
|
令和4年 11.21 7.29
8.27
12.18 |
山形県看護師協会 上杉市民センター 松陵市民センター 南小泉町内会館 |
2
1
1
1 |
山形県内看護師
上杉連合町内会役員 松陵地区町内会役員 南小泉連合町内会役員 |
100 |
自治体職員対象研修事業 |
・市役所職員を対象にコロナ対応の避難所運営について |
令和4年 8.18 |
若林区役所 |
1 |
若林区役所職員 |
8.65 |
|
・仙台市防災リーダー(SBL)レベルアップ研修
|
令和4年 11.22 11.15
10.14
10.18
11.09 |
仙台市消防局 宮城野区役所
若林区役所 太白区市民センター 泉区役所 |
1 |
仙台市SBL |
|
要援護者支援啓発事業 |
防災講話 ・災害時要援護者支援体制づく り
|
令和4年 7.07 |
仙台市 西多賀市民センター |
1 |
西多賀連合町内会役員・民生委員 |
5.5
|
|
|
令和4年 3.04 3.18 |
新田地区 原町地区 |
1
|
新田地区連合町内会役員・民生童委員
|
|
(2) 委託事業
事業名 事業名 |
事 業 内 容 |
期 日 |
従事者数 |
会 場 |
事業費 単位:千円 |
太白区役所委託事業「浸水区域の地域の自助・共助の仕組みづくり支援」
|
① 第一回地域防災力向上委員会 ・令和4年8月に実施 ・地域防災力向上事業概要説明、住民意識調査協力依頼 ・ワークショップ(書面) 「クロスロードゲーム」の実施「水害の基礎知識」 |
書面で実施
|
4
|
仙台市 柳生市民センター |
992.2千円
|
② 第二回地域防災力向上委員会 ・令和4年10月18日(火)10:00~ 12:00 柳生市民センター ・アンケート集計結果報告 ・ワークショップ 「避難所運営ゲーム(HUG-S)コロナ禍の避難所運営」 ・体験感想のアンケート実施 |
令和4年 10.18 |
4
|
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③ 第三回地域防災力向上委員会 ・令和4年12月13日(火)14:00~ 16:00 柳生市民センター ・現地調査報告・聞き取り調査報告 ・避難所運営ゲーム(HUG-S)体験後のアンケート分析結果報告 ・アンケート集計結果、住民意識調査の分析結果報告 ・ワークショップ アンケート分析結果の気づき(類型化=KJ法)についてグループ協議 参加者25 名(向上委員会委員16 名、太白区4名、SONAE4 名、太白区社協1名) |
令和4年 12.13 |
4 |
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④ 第四回地域防災力向上委員会 ・令和5年2月16日(木)14:00~ 16:00 柳生市民センター ・アンケート分析結果の気づき(第3回ワークショップ)の分析結果報告 ・ワークショップ「マイタイムラインづくり」 ・事業のまとめ 時系列で備える家族の避難、地域における避難所運営とマニュアル改訂 家族の安全な避難のためのマイタイムラインづくり、地域の安心安全のた めの仕組みづくりとして避難所の事前協議と運営訓練の必要性を提案 参加者29 名(向上委員会委員20 名、太白区4名、SONAE4 名、太白区社協1名) |
令和5年 2.16 |
4 |
(3) その他の事業
事 業 名 (定款に記載した事業) |
具体的な事業内容 |
実施日時 |
実施場所 |
従事者 の人数 |
事業費 (単位:千円) |
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令和4年度 活動計算書 | ||||||||
令和4年4月1日から令和5年3月31日まで | ||||||||
特定非営利活動法人 SONAE防災研究所 | ||||||||
(単位:円) | ||||||||
科目 | 金額 | |||||||
Ⅰ | 経常収益 | |||||||
1. | 受取会費 | |||||||
正会員受取会費 | 12,000 | |||||||
賛助会員受取会費 | 0 | |||||||
・・・・・・・・・・・・・ | ||||||||
受取会費計 | 12,000 | |||||||
2. | 受取寄附金 | 0 | ||||||
・・・・・・・・・・・・・ | ||||||||
3. | 受取助成金等 | |||||||
NPO法人活動支援金(仙台市) | 0 | |||||||
受取民間助成金 | 0 | |||||||
・・・・・・・・・・・・・ | ||||||||
4 | 事業収益 | |||||||
防災教育ゲーム活用防災意識啓発事業収益 | ||||||||
・地域防災訓練の支援活動事業収益 | 1,158,039 | |||||||
・自治体等職員への研修事業収益 | 161,624 | |||||||
・要援護者支援意識啓発事業収益 | 27,550 | |||||||
会員の研究活動や発表に関する事業収益 | 0 | |||||||
防災・減災等のゲーム研究開発事業収益 | 0 | |||||||
本研究所の目的達成に必要な事業収益 | 0 | |||||||
・・・・・・・・・・・・・ | ||||||||
事業収益計 | 1,347,213 | |||||||
5 | その他の収益 | |||||||
受取利息 | 0 | |||||||
雑収益 | 0 | |||||||
・・・・・・・・・・・・ | ||||||||
その他の収益計 | 0 | |||||||
経常収益計 | 1,359,213 | |||||||
Ⅱ | 経常費用 | |||||||
1. | 事業費 | |||||||
(1) | 人件費 | |||||||
派遣講師料 | 1,061,823 | |||||||
・・・・・・・・・・・・・ | ||||||||
人件費計 | 1,061,823 | |||||||
(2) | その他経費 | |||||||
研修費 | 0 | |||||||
資料作成費 | 0 | |||||||
会議費 | 15,145 | |||||||
旅費交通費 | 0 | |||||||
諸費 | 13,140 | |||||||
・・・・・・・・・・・・・ | ||||||||
その他経費計 | 28,285 | |||||||
事業費計 | 1,090,108 | |||||||
2. | 管理費 | |||||||
(1) | 人件費 | |||||||
役員報酬 | 0 | |||||||
HP更新・管理料 | 0 | |||||||
事務員費 | 162,178 | |||||||
・・・・・・・・・・・・・ | ||||||||
人件費計 | 162,178 | |||||||
(2) | その他経費 | |||||||
事務所運営経費 | 54,000 | |||||||
旅費交通費 | 0 | |||||||
減価償却費 | 0 | |||||||
事務用品費 | 46,023 | |||||||
通信費 | 3,022 | |||||||
・・・・・・・・・・・・・ | ||||||||
その他経費計 | 103,045 | |||||||
管理費計 | 265,223 | |||||||
経常費用計 | 1,355,331 | |||||||
当期経常増減額 | 3,882 | |||||||
Ⅲ | 経常外収益 | |||||||
1. | 固定資産売却益 | 0 | ||||||
・・・・・・・・・・・・・ | ||||||||
経常外収益計 | 0 | |||||||
0 | ||||||||
Ⅳ | 経常外費用 | |||||||
1. | 過年度損益修正損 | 0 | ||||||
・・・・・・・・・・・・・ | ||||||||
経常外費用計 | 0 | |||||||
当期正味財産増減額 | 3,882 | |||||||
前期繰越正味財産額 | -8,028 | |||||||
次期繰越正味財産額 | -4,146 |
第3号議案―① 令和5年度 事業計画及び活動予算
令和5年4月1日から令和6年3月31日まで
特定非営利活動法人 SONAE防災研究所
1 事業実施の方針
① 防災教育ゲーム(HUG-S,KITⅠ,Ⅱ)を活用した防災意識啓発及び防災訓練の支援事業の充実を図る。
➁ 自治体等の職員の研修事業を北関東、東北方面へと拡大する。
③ 要支援者支援体制構築支援事業の充実を図る。
2 事業の実施に関する事項
(1) 特定非営利活動に係る事業
事 業 名 (定款に記載した事業) |
具体的な事業内容 |
実施予定日時 |
実施予定 場所 |
従事者の予定人数 |
受益対象者の範囲及び予定人数 |
事業費の 予算額 (単位:千円) |
地域防災意識啓発の支援事業 |
・クロスロード、HUG―S、KITゲームⅠ、Ⅱなどを利用し、仙台市内連合町内会を対象に地域住民への防災意識啓発 ・仙台市内連合町内会が企画する防災訓練の計画からアドバイザーとしての支援及び実施に当たっての助言
|
通年
|
各市民センター
|
延べ20名 |
町内会役員他 300名
|
100 |
自治体等職員への研修事業
SBLレベルアップ研修
|
・指定避難所担当課職員を対象にHUG-S やKITゲームⅠ、Ⅱを生かし、避難所運営の模擬体験を通した研修 ・仙台市で育成している防災リーダーの研修 |
7月~2月を中心に
9月~2月に計画されている研修会を中心に
|
各区役所
|
20名
200名 |
仙台市職員・宮城県内、北関東・東北の自治体職員100名
令和4年度までに仙台から任命されたSBL
|
86.5 |
要支援者支援体制づくりへの意識啓発事業
|
・支援への考え方や事例紹介などの講演活動
|
7月~2月を中心に |
各市民センター |
12名 |
町内会役員 300名 |
55 |